Galaxy S6 edge SCV31のSIMロックをauお客様サポートから解除しました。その方法と注意点。
Authored by GARNET
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docomo回線での利用が実用的かどうかは微妙なところですが、とりあえずSIMフリー化しておきました。
2015年5月以降に発売されたau端末は、購入から180日以上経過するとSIMロック解除が原則可能となっています。例外的に4月に発売されたGalaxy S6 edge SCV31も同じく条件を満たせばSIMロックを解除できます。
SIMロック解除はauショップで申込むか、WEBのauお客様サポートからも手続きできます。ただし前者は3,240円の手数料が必要、後者は購入者自身かつ契約中の場合のみ可能です。購入者以外が、あるいは解約後に解除したい場合はauショップで手続きするしかありません。
GARNETは自分名義で契約&購入したGalaxy S6 edge SCV31を所有しており、先日180日経過の条件をクリアしたのでauお客様サポートから解除手続きを行いました。
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SIMロック解除手続き方法
操作自体はわりと簡単で、たった数分で完了しました。因みにサイトメンテナンス中を除き24時間手続き可能です。ええ、手続きしようとしたらメンテナンス中のせいで翌朝9時まで待たされました。。
スマートフォンやPCなどから下記のリンクにアクセスし、SIMロック解除が可能かどうかを確認します。
SIMロック解除の可否判定を行うためにIMEI(半角数字15桁)もしくはMEID(半角数字14桁)を入力する必要があります。どちらも端末を識別するための固有の番号ですが、まあ通常はIMEIを使用します。
IMEIは本体設定画面や購入時のパッケージ、またはショップで手続きを行った際に受け取る書面などでも確認することができると思います。また機種によっては本体自体に記載されていることもあります。
Galaxy S6 edge SCV31の場合は本体背面、auロゴの下に小さくですが記載されているので分かりやすいでしょう。この数字を入力すればOKです。
解除可能であることが確認できたら、下のほうにあるリンクをクリックして次の画面へ移動します。これ分かりにくくていやらしいですね。。
ここでau IDでログインすることを要求されます。ログイン済みの場合も4桁のネットワーク暗証番号の入力が必要です。
認証が済んだら注意事項や申込内容を確認してチェックを入れます。
さらに次の確認画面ではSIMロックを解除する理由を選択させられます。なんじゃこりゃ。。
SIMロックを掛けたままにしておく理由こそないのですが…まあこんな意味不明な質問は適当に回答しておいて大丈夫でしょう。
以上、SIMロック解除の申込み手続きはこれで終わりです。
ただし実際に他社のSIMカードで利用するためには、SIMロック解除する端末で少し操作してやる必要があります。
端末側の操作
WEBの手続きが済んだ状態でau以外のnanoSIMを挿入して電源を入れても、まだSIMロックは解除されておらずそのままでは利用できません。仕上げの操作には他社SIMカード以外にもWi-Fi環境が必要です。
まず「本体設定」→「端末情報」→「ステータス」→「SIMカードの状態」→「SIMロックの状態」と進んで行きます。
SIMロックが掛かっているとここのステータスが「未許可」となっているハズです。
ここでWi-Fiに接続状態で「SIMカードの状態を更新」を選択します。
すると「サービスプロバイダポリシーファイルをダウンロードします。」というメッセージが表示されるのでこれをダウンロード、端末を再起動します。
再起動完了後、ステータスを確認すると「許可」に変わって他社SIMも認識できるようになりました。
これで端末のSIMフリー化は完了です。
他社SIMカードで利用する際の注意点
au版Galaxy S6 edgeであるSCV31はdocomoやSoftBankで使用されている3G規格W-CDMAに対応しているので、SIMロックを解除すれば他社のSIMカードでも利用できるハズです。しかし対応バンドなどの関係から快適に利用できるかどうかは別問題です。
LTEの周波数帯に関しては2GHz帯(B1)/1.7GHz帯(B3)/700MHz帯(B28)に対応しているので、docomo回線でもそこそこ快適に利用できそうです。が、3Gの800MHz帯…通称FOMAプラスエリアには対応していません。
まあiPhoneやHTC 10以外は軒並み800MHz帯に非対応なんですけどね…
docomoでは主に山間部などの電波が届きにくいエリアを補完するために、障害物などに強い800MHz帯をFOMAプラスエリアとして整備しています。去年までガチ山奥に住んでいた身から言わせてもらうと、800MHz非対応端末はマジで電話として使い物になりませんでした。まあ最近はLTE回線で通話できるVoLTE対応端末が普及してきたので、また少し事情が異なるのですが…。
そう、VoLTE。Galaxy S6 edgeはVoLTEに対応しているんだからFOMAプラスエリアに対応していなくても大丈夫…と言いたいところですが、残念ながらau版のSCV31はdocomo VoLTEが利用できません。
docomoのLTEに対応しているので利用できてもおかしくありませんが、docomo向けにチューニングされているわけではないので利用できなくてもおかしくはありません。SIMロック解除が可能でも、他社SIMで同じように動作することが保証されているわけではないのです。。
実際にdocomo SIMを挿したSCV31に電話を掛けてみると、それまでLTEのネットワークに接続されていたのが着信画面へ切り替わる前に3G(H)へ落ちるのをこの目で確認しました。
VoLTEが利用できればFOMAプラスエリア非対応でも何とかなると思うんですけどね…
発売から1年以上経った今でも対応していないので、恐らく今後のアップデートで対応することもないでしょう。。
東名阪・都市部での利用なら問題ない?
しかしFOMAプラスエリアに対応していないとは言え、3Gも2GHz帯には対応しているので都市部など大概のエリアでは普通に使えると思います。
またLTEも対応バンドはちょっと不安ですが、東名阪で力を入れている1.7GHz帯に繋がるならデータ通信はそれなりに快適に利用できるのではないでしょうか。
仮にプラスエリア圏外でもLTEエリア内ならデータ通信は可能なので、LINEなどの通話機能は利用できます。これはSCV31に限らず、SIMロック解除が可能なau端末全てに言えることです。
au端末ならdocomo系MVNOでもテザリングが可能というメリットも一応あります。ただ最近のdocomo端末は他社SIMでもテザリング可能な機種が増えつつあるようですが…
基本的にはau系MVNOであるUQ mobileなどを利用したほうが快適だとは思いますが、環境次第ではdocomo回線で利用するのもアリでしょう。
180日経過したら忘れずに解除手続きを
余談ですが、SIMロック解除してもUQ mobileのLTE契約用データSIMは使えないんですね。音声通話が利用できないのは当然として、しかしデータ通信はできてもおかくしないと思うのですが…au端末の仕様ってホント面倒ですね。。
というわけでauのVoLTE対応端末をSIMロック解除してau系MVNOで利用する場合、データSIMであってもVoLTE用SIMを契約するように注意してください。。
FOMAプラスエリアの関係でdocomo回線での利用は常用向きではないかもしれませんが、SIMロック解除自体には特にデメリットはありません。むしろいざという時のためにもロック解除してあったほうが便利です。
例えばGARNETのメインスマホはdocomoのNexus 5Xですが、もしN5Xのバッテリーが切れてもSIMロックが掛かっていなければSIMを挿し替えてSCV31で電話することができます。これが可能か否かで安心感が全然違います。実際はモバイルバッテリーや他にもSIMフリー端末を持ち歩くことが多いんですけどね。
中古白ロム端末として売却する時もSIMロック解除済みのほうが高く付くので、条件を満たしたら忘れてしまう前にさっさとWEBから手続きしておきましょう。解除手続きだけなら他社SIMは不要です。
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著者情報
このブログを管理している人。現在のメイン端末はGalaxy S8 SC-02JとZenFone 3 Deluxe ZS570KL。GARNET CROWが大好き。企業のメディアサイトでも執筆活動中。広告掲載や執筆依頼などのお問い合わせはこちらから。