格安SIMの使い方や選び方について考える。格安SIMについてよく分からない人向け。
2015/11/27 Authored by GARNET
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2014年10月16日追記
2014年4月以降増税のため、また10月以降はIIJやOCNは大幅にサービスが改良されました。新しいサービスの概要はコチラの記事をご確認ください。
参考:激戦を繰り広げてるMVNO界、結局どこのが一番良いの?
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格安SIMは種類が多くてよくわからない
今年は3大キャリアの学割キャンペーンがショボかったためもうすぐ春だってのにMVNO各社の格安SIMのことばかり考えてる気がします。
というのもキャリアのやる気の無さとは反比例して格安SIMの業界はもの凄い競争です。
1ヶ月単位で新しいサービスが登場したり、サービス内容が変更されたりしますからね。
とてもじゃないですが頻繁にチェックしておかないとついて行けません。。
まあ細かいサービス内容はともかく、そもそも格安SIMというのはパケットの定額料金が安くなるにはそれなりの代償があるわけで、それが主に1ヶ月間に高速通信できる容量が少ないだとか、初めからずっと低速な通信しか出来ない・・・とかいう制限なわけです。
こういう格安SIMを使うには、基本的にWi-Fi環境がないと厳しかったりします。家庭や会社、学校のインターネットを無線で利用しているならそれでOKです。他にも今は有料の公衆無線LANサービスなどもあります。
Wi-Fiが利用できる環境ではなるべくWi-Fiを利用し、利用できない環境にいる間は格安SIMによる通信で我慢をする・・・というイメージですかね。。
今ある格安SIMのほとんどは料金が定額ながらも高速通信が可能なものが多いです。しかしその通信可能な容量はやはり少ないので利用できる時間は短いです。この問題をどういう風に凌ぐかです。
1.そもそもそんなにパケットを使わない人
毎月3GBや7GBも使わない、ニュースサイトとかの文章を読むくらいで毎月1GBもいかないと。
そういう人にはBIGLOBEがおすすめです。
エントリープランですと月額料金933円(税抜)で毎月1GBまでドコモの高速通信 LTE Xiを利用できます。
1GBを超えると128kbpsまで通信速度を落とされますが、コスパはトップレベルに高いプランになります。
2014年1月現在、1,000円以下で1GBまで高速通信が利用できる業者は他に中々ありません。
普通に使っても1ヶ月に1GBも使わないだろうという人は、1GB使うまではわざわざ低速な制限に縛られることを考える必要の無い、BIGLOBEのエントリープランをおすすめします。
2.Wi-Fi環境があるので普段は低速でも良い、しかしいざという時のために高速通信も利用できるようにしたい
外での移動中などはウェブサイトを見たりダイヤ検索などのちょっとしたアプリを利用するだけで、YouTubeで動画を見るなどのヘビーな使い方をする時はなるべくWi-Fiを利用する。
そういった使い分けをしっかり出来る方にはIIJmio/BICSIMをおすすめします。
因みにどちらも元はIIJのサービスで、SIM自体に違いはありません。
こちらは月額900円ですが、可能な高速通信量は毎月500MBまでとBIGLOBEエントリープランの半分しかありません。
しかしIIJは、高速通信を利用するタイミングを自分で調節することが可能なことに加え、高速通信がOFFの状態でも200kbpsまでの速度が出ます。
また制限下では下り最高200kbpsとなっていますが、制限下でも200kbpsを越えるスピードが安定して出ます。
先日動画をアップして記事にしましたが、200kbpsを超えると少々画像を含むサイトでもストレスなく閲覧できています。
このIIJのエントリープランは1ヶ月で500MBも使わない・・・とそんな人は中々限られると思いますが、基本的には高速通信をOFFで利用し、Wi-Fiを利用できない非常時(?)に必要なときだけ高速通信をONにして利用する、そんな使い方が主になると思います。
因みに高速通信を使い切らなかった分は翌月に繰り越されます。
あとIIJとビックカメラなどを通して販売されているBICSIMとの違いですが、BICSIMは公衆無線LAN Wi2 300が月額無料で利用できる特典がついてきます。これは利用する人にとっては非常に嬉しいサービスだと思います。
パッケージ購入後の利用開始手続きなどは全く同じなので、購入される場合は是非BICSIMの方をおすすめします。
因みにBICSIMのパッケージははAmazonからも購入できます。
3.毎日電車などの移動中に利用するけど、そこまで通信量は多くない
そんな方にはOCN モバイル ONEがおすすめです。
OCN モバイル ONE 【データ通信専用】 マイクロSIM
OCNは5種類のプランがあり、毎月1回だけですが手数料無料で変更することが出来ます。
その5種類の中でも最も安い月額933円のプランの特徴は、毎日30MBまでは高速通信、それを超えると200kbpsに制限されます。
単純に計算すると毎月約900MBまで高速通信が可能ということになります。
BIGLOBEと比べると容量は少ないですが制限後の速度は200kbpsとこちらの方が速いです。また帯域制限は1日ごとに解除されるので月末になる頃には高速通信が利用できない・・・なんてことも防げます。
IIJにも同じことが言えますね。IIJでは自分でアプリを使ってON/OFFして気を遣う必要がありますが、OCNではそんなことをする必要はありません。
逆に言うとデメリットは、1日に大きな通信が出来ないこと、自分で高速通信を利用するタイミングを調整できないことですね。
この点さえクリア出来るのであればポイントは大きいと思います。
因みに1/30現在、Amazonでパッケージが安売りされていたりします。通常の初期費用は税込みで3,150円です。
4.とにかく安いのが良い。他にモバイルWi-Fiルーターやテザリング可能な端末を持っている
もうとにかく1番安いのと言えば昔からServersMan SIM LTEです。2014年1月現在、消費税込みでも490円とワンコインで利用することが出来ます。
しかし安いだけのことはあって、追加で高速通信を可能にするクーポンを購入しなければ常に150kbpsの速度で通信することになります。それでも以前の100kbpsよりは速くなっていますが。
普段はほぼWi-Fiでしか利用していない端末に挿して、メールチェックくらい簡単に出来るようにしておくのが現実的な使い道でしょうか。
しかしそれでも紹介してきた他社のサービスのおよそ半額の利用料ですから、ウェブサイトさえほとんど見ないし見れなくても構わない!!って人なら普通に使えちゃうんでしょうか。いやこのSIMでも普通に利用されている方はいますが、初心者には少しハードルが高いかなと・・・
まあこんな感じでとりあえず4社のSIMについて軽く紹介してみました。
あまり難しいことを考えずに取り合えずパケット代を下げたい人にはBIGLOBE
速度は遅くても、遅いなりに安定したスピードが欲しい、公衆無線LANを利用したい人はIIJ系列のBICSIM
一度に大量の通信をすることはないから毎日安定して通信したい方はOCNモバイルONE
とにかく通信費を節約したい場合にはDTI
と言った感じでしょうか。
この分野もわりと長い間見てきてはいるのですが、これが全員にとって最良の選択しかと言えば全然そんなことはなく、あくまで詳しくない人でも気軽に利用し始められるものを選んでみたつもりです。超個人的に。
まあここに書いてあることも数ヶ月もしないうちにまた変わっているかもしれません。
でもそんなことを言い続けてたらいつまでたっても格安SIMライフは始まりませんしね。
IIJのBICSIMは僕も使ってるわけで、今後は実際にそれぞれのSIMの使用感なんかを書けたら良いかなあとか思ってます。
うん、まあ既に動画に撮ってアップしてるのがそれな気がしますが。まあNexus5を購入すればNexus5に直接挿して録画出来ますしね。
ていうかNexus5どうしよ。試験終わってから実店舗で契約しに行ったほうが良いかなあ
580円ルーターをセットで買えるなら欲しいし・・・って、それ格安SIMについての記事で書くことじゃないって?
まあルーターだと余計な荷物が一つ増えるのでこれもデメリットはあるんですけどね。
格安SIMだとスマホやタブレットに挿せば良いので荷物が少なくて済みます。一長一短です。
ではいい加減長くなってきたのでここらで終わりたいと思います。
月末なんでしなくちゃいけないことだらけ。明日も試験ですしね。
ではでは。
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