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SoftBank契約回線の譲渡、名義変更の手続き方法や手数料などの費用について

2017/07/10 Authored by GARNET

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Research

SoftBankと契約した回線の譲渡、いわゆる名義変更手続きは思っていた以上に複雑のようです。。

下手すると手数料やら二重請求やらで軽く1万円くらい失うハメになってしまいます。(※2016年9月1日以降、二重請求の問題は解決しました。)

最近相談されて調べる機会があったので備忘録がてらまとめておきます。

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目次

回線の譲渡、名義変更とは

SoftBankで契約したガラケーやスマホの契約者名義人を変更したい場合、回線の譲渡手続きを行う必要があります。あるいは名義変更とも呼びます。

もし支払名義を契約者からその家族へ、あるいは家族から自分へ変更したいなら、回線を譲渡せずとも支払名義人のみ変更することも可能です。

またシーズンは過ぎましたが学割などの割引キャンペーンを適用したい場合は、契約名義が親でも子どもの名前で利用者登録をすることで適用可能なことが多いです。割引条件に年齢が絡むものは利用者登録で済む場合がほとんどだと思います。

契約名義を変更せざるを得ない状況と言えば、契約回線数が上限に達した時や、契約者の委任状不要で利用者本人が機種変更やプラン変更など諸々の手続きを行えるようにするためなどが考えられます。

他にも子どもが成人したり社会人になったタイミングで親から子へ名義変更するというケースも多そうです。特に最近利用者が増えているMVNO、いわゆる格安SIMで名義変更に対応しているのはmineoくらいです。MVNOへ乗り換える前にキャリアで名義変更してしまおうという人も少なくないでしょう。

因みに契約名義は家族以外の人に変更することも可能です。

名義変更からの即解約はBL行き?

MVNO事業者のほとんどは名義変更手続きを受け付けていません。

そのためMVNOに乗り換える場合かつ名義を変更したい場合は、キャリアと契約している間に名義変更を行ってからMVNOへMNPしなければなりません。

しかし「名義変更すると新規契約扱いにならないの?」「名義変更してすぐにMNPで他社へ転出すると即解約扱いでブラックリスト(BL)に載るんじゃないの?」という心配があります。

SoftBankには独自のブラックリスト基準として総合的判断というものがありますが、正直これに関しては何とも言えません。特にここ数年は基準が頻繁に変わっているようで一概にこうと断言はできないです。。

ただ仮に総合的判断になったとしても、それはSoftBank内のブラックリストに過ぎません。ガチのブラックリストじゃないので、料金の滞納をしない限りは他社での契約審査に影響することはないでしょう。

MNP後しばらくはSoftBankと契約できなくなるかもしれませんが、どうしてもキャリアに戻りたければdocomoやauという選択肢があります。また総合的判断もいずれは解除されるでしょう。

なので名義変更からすぐMNP転出することに対して、それほど不安になる必要はないかと思います。

docomoやauはMNP契約時に名義を変更可能

因みにMNP転出先がdocomoやauの場合、家族間なら異なる名義に変更しつつ契約することもできます。慣例的に(?)MNP転出前後で契約名義が異なっていても、家族であることを証明すればMNPを受け付けてくれることが多いです。

ただし姓と住所が同一であるなど、家族であることを証明できないと断られるかもしれません。また同じdocomoやauであっても、代理店によっては同一名義でないと拒否される可能性もあります。

例えばauと契約するなら、レクサスプランニングさんは名義が一致していなくてもMNPで契約することが可能です。一括0円+キャッシュバックが貰える機種も販売されていて、郵送で契約手続きが可能なのでよくお世話になっています。

docomoの代理店も家族間MNPなら受け付けてくれることが多いと思いますが、最近は何かと厳しいので同一名義でないと断られることもあるかもしれません。この辺については実際に手続きしてみるか、問い合わせてないと分からないですね。。

MNPはルール上、基本的に転出前後の契約者情報が一致していないといけないので、転出先がMVNOの場合はほぼ不可能だと考えたほうが良いです。先にソフトバンクショップで名義変更手続きを行いましょう。。

譲渡、名義変更の手続きと注意点

名義変更手続きはソフトバンクショップのみで受け付けています。量販店などに入っているソフトバンクコーナーでは手続きできないのでご注意を。

現在の契約者と新しい契約者で来店して手続きしなくてはいけませんが、2人揃って来店できない場合は新しい契約者が委任状を持参する場合に限り1人でも手続きすることが可能です。

ソフトバンクショップで名義変更を申請した翌日から変更が適用されます。

新しい契約者の名義に変わるタイミングは翌日ですから、譲渡手続きとMNP予約番号の発行手続きは同日に行うことはできないことに注意が必要です。

MNP予約番号を発行する場合は翌日以降ソフトバンクショップか、157へ電話して手続きしましょう。

手数料について

家族割引を適用している家族間で名義を変更する場合に限り、家族割引を継続して適用する場合の事務手数料は無料となります。

家族間でも家族割引を適用できない場合、あるいは家族以外の名義に変更する場合の事務手数料は3,240円です。これは利用料金と合わせて新しい契約者、あるいはその回線の新しい支払名義人が支払うことになります。

なお請求先に変更がない場合でも、改めて請求先を指定しなくてはいけません。そのため本人名義のクレジットカードか通帳 or キャッシュカードなど口座情報が分かるものが必要です。またPay-easy(ペイジー)に対応していない金融機関などの場合は届出印が必要となる場合もあります。クレカでない場合は届出印も用意しておくと確実です。

SoftBankの「家族」の条件と本人確認書類について

携帯電話会社によって「家族」の定義が異なりますが、SoftBankの場合は以下のどちらかを満たしていれば家族と見なされます。

  • 血縁・婚姻関係にあること
  • 住所が同一(生計を同じくしている)であること

SoftBankでは他社のように第3親等以内でないとダメということはありませんし、同性のパートナーも認められています。

上記2つのどちらかを証明できれば家族割引を適用しながら名義を変更することが可能です。この手続きは家族割引名義変更と呼ばれて通常の譲渡手続きとは区別されているようです。

姓が異なっても住所が同一であれば免許証や個人番号カード(マイナンバーカード)で証明できるので特別な書類は不要です。住所が異なる場合や、マイナンバーの通知カードでは手続きできないので、そのような場合はその他の本人確認書類が必要になります。

本人確認書類に関する細かい規定については下記のリンクを参照。委任状も下記のリンク先からダウンロードできます。コピーは不可なので、必ず原本を用意しましょう。

家族の証明ができない場合は家族割引の適用が廃止され、名義変更の事務手数料3,240円を請求されることになります。また家族同士であっても、他に家族割引を適用できる回線を持っていなければ手数料が有料になる点にも気を付けましょう。これに関してはdocomoやauよりもシビアかも…

家族割引を継続して適用できれば、家族割引名義変更の手数料は無料となります。

利用料金の日割計算と請求締日について

次に名義変更した当月の利用料金の請求について。

変更を申請した日までの利用料金は元々の契約者へ、翌日以降の料金と変更手数料は新しい契約者に請求されます。締日以外に名義変更手続きを行った場合、月額料金は基本的に日割で計算されます。

普通に解約した場合は日割にならず満額で請求されるスマ放題やスマ放題ライト、それにパケット定額サービス(各データ定額パックやパケットし放題フラットなど)も基本的に全て日割で計算されます。以前は日割になりませんでしたが、2016年9月1日以降は回線を譲渡する場合に限り、パケット定額サービスや一部オプションサービスの月額料金は日割で計算されることになりました。

対象となるサービスはフラット型の全パケット定額と、Wホワイト、24時間通話定額オプション、ホワイトライン24の3つのオプションです。その他のオプションについては名義変更時も日割されずに満額で請求となります。

データ定額などのパケット定額が日割されるため高額な二重請求は避けられますが、MNPにより解約した場合は満額で請求されるのでそちらの注意が必要です。

名義変更に限って言えば締日を意識する必要はありません。

新規受付を終了しているプランは引き継げない

契約内容は原則引き継ぎますが、新規受付を終了している料金プランを引き継ぐことはできません。手続き時点で申込み可能なプランの場合のみ引き継げます。

またTポイントを新しい契約者に引き継ぐことはできません。ソフトバンクポイントを引き継ぐことは可能です。

名義変更手続きと同時に料金プランの変更を申請した場合、当月は元の料金プランが適用されて翌月から新しい料金プランが適用されます。

シンプルスタイルの名義変更は手数料無料

SoftBankのプリペイド携帯電話、シンプルスタイル(旧プリモバイル)の回線譲渡は、家族間の手続きでなくても手数料は一律で無料です。手続きが簡単だからかな?

支払情報を登録する必要がないので、キャッシュカードやクレジットカードなども不要です。持参する書類は免許証などの本人確認書類だけでOKです。

ただしシンプルスタイルは委任状による譲渡、名義変更手続きは不可能です。また現在の契約者と新しい契約者、2人揃ってソフトバンクショップで手続きしなくてはいけない点だけ注意です。

まとめ

docomoやauにMNPする場合は契約手続きの際に名義を変えることができるかもしれないので、わざわざ手間とお金を掛けて変更する必要はありません。

一方でMVNOに乗り換えてしまうと、少なくとも現状はキャリアに戻ってくるまで名義変更できなくなってしまうのでMNPする前に手続きしておきたいです。

以前は締日に譲渡手続きを行うのがベストと書きましたが、現在は基本プランもパケット定額も日割計算すると明記されているのでいつ手続きしても大丈夫そうです。

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