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【全く何もわからない人向け】MNPする際に必要なモノとか費用とか

2015/04/06 Authored by GARNET

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安く携帯電話を買いたいならとりあえずMNP、っていう認識は一般にも広まりつつある気がします。春のCB合戦のおかげ(?)ですな。

昔は他社ユーザーをドコモへの乗り換えを促しても、いやいやウチはau/SB使ってるし、MNP何それ美味しいの?って人が大半だったように思います。まあ今でも一定数いますが。

今ではそういった人よりも「他社から乗り換えたらどんな割引があるの?」とか尋ねてきたり、同じキャリアでの機種変更よりもMNPを検討するユーザーが増えたと思います。

でもMNPは良いことばかりでもなく(?)、MNPで契約するのにも高額な費用が発生する可能性もあるわけで、一応建前としてはそういったコストを軽くするために機種変更よりも割引やキャッシュバックを多くしてMNPを優遇しているわけです。

と言ってもそんな4万も5万も掛かることはまず無いんですけどね。あくまで建前です。建前

というわけで超基本に立ち返って、MNPの注意点について書き出していこうと思います。これを読んでほしいユーザーはきっとこのブログには訪れないだろうなと思いつつも挫けず書こうと思います。。

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そもそもMNPとは

携帯電話番号ポータビリティ、通称MNP。

普通に新規で契約したり機種変更するのと何が違うの?って聞かれたら、

「今契約している携帯電話会社と違う会社に契約を移しても、同じ電話番号を使い続けることが出来るんだよ」

としか言いようがないんですけどね。これを聞いて「そんなことが出来るんだ!」って驚く人と「え、そんなの出来て当然じゃないの?」って人が未だにいるから興味がない人にとってはほんとどうでも良いことなんだろうなあとか思いつつ(

引き継げるのは電話番号のみ

逆に言うと、携帯の電話番号以外は何も引き継げません。

あれは?これは引き継げないの?とかいう質問に答えるまでもなく、他は何も引き継げないので注意です。

ドコモやau、SBが別会社という認識が薄いのか、たまに「同じ携帯電話なのに何でメールアドレスを引き継げないんだ!」とか仰る絶滅危惧種な方もいたりするんですけど、えっと、ここでも説明しなきゃいけませんかね?。。

MNPに必要なモノ

まず普通の新規契約と同様に本人確認ができる身分証明書と、毎月の支払いに設定するクレジットカードやキャッシュカードなどが必要です。

MNPの場合は↑の2つに加えてMNP予約番号というものが必要です。

本人確認書類

最も確実なのは免許証、次点で保険証でしょうか。キャリアによって細かい扱いが変わりますが、パスポートや住基カードなんかでもいけたりします。

たまにいずれも所持していないため契約を通せないことがあるので、携帯を購入するつもりなら真っ先にチェックしておきたい項目です。

特に未成年の契約であったりすると、キャリアによっては利用出来ない書類の組み合わせがあったりするので要注意です。例えばauなんかでは未成年は保険証だけではダメで学生証も必要になります。

毎月の料金を支払うカード

月々の料金を支払う方法はほぼクレジットカードか口座振替かの2つのどちらかです。今はどこもカードか口座の登録が出来なければ契約できないと思います。

キャッシュカードの代わりに預金通帳でも大丈夫ですが、その場合ドコモなんかでは印鑑も必要だったりするのでこれも要確認。

因みにEMOBILE時代の名残(?)で、Y!mobileで契約する時にやたらクレカを要求されることがありますが、EMOBILEの時とは変わって口座振替が可能になっているようです。これは中の人に確認済みです。

MNP予約番号

これは今契約している携帯電話会社に発行してもらうものです。これがないと電話番号を引き継げません。

発行方法は契約している会社や契約内容によって異なりますが、キャリアショップ(電気屋さんなどに入っている携帯コーナーではなく、独立した携帯ショップ)でなら確実に発行してもらえます。

あるいはそれぞれのサポートセンターに電話しても大体発行出来ます。ドコモやワイモバイル、あと一部のauやSBの契約ではインターネットのサイト上からも発行できます。予めIDを作っておく必要があったりしますが、これが一番簡単かも。

この予約番号を発行、あるいはMNP先の会社で契約の手続きが完了すると、元の会社との契約は自動的に解約されます。なので予約番号の発行が実質的に解約手続きを兼ねているので、別途解約のために手続きをする必要はありません。

契約手続き時に電話で発行してもらっても構わないのですが、電話だと混雑していて繋がりにくいことがあるので予め平日に取得しておくと客も店も双方楽かも。

因みに予約番号の有効期限は発行日を含め15日間。また発行には2,160円の手数料が発生しますが、キャリアや契約内容によってはそれ以上の額が発生する場合もあります。

MNPする際に発生する費用

購入時に必要な費用としては、携帯電話を現金一括で購入する場合はその代金が必要になります。カード払いや分割払いであれば現金は不要になります。

ただしこれ以外にもいろいろと必要なお金があります。

まず新規契約の事務手数料として3,240円と、これ加えて契約に応じた月額料金がMNP先の会社から請求されます。ここまでは通常の新規契約と同じですね。

これに加えてさらに、先ほど紹介した予約番号の発行手数料が発生します。

でもって多くの場合、2年契約の解約金10,260円が発生するかと思います。

2年契約について

いわゆる2年縛りですが、これについては間違った認識の方がよくいます。

まず2年契約というのは、2年間同一の契約を維持することでその期間の基本料金が安くなったりするものなので、2年以上契約していれば解約金が発生しなくなるものではありません。

2年に1度訪れる更新月のみ、解約金を払うことなく解約(MNP)することが可能です。

更新月が過ぎると、何もしなければ自動的に新しい2年契約が始まり、また2年後の更新月までは解約金が発生する期間に入ります。

あとMNPから若干話が逸れますが、恐らく一番勘違いされているのは"機種変更については解約金が発生しない"という点です。こう仰る方は定期的に見かけます。。

機種変更の場合は契約会社が変わらないので、機種変更後も2年契約を維持することで契約期間も引き継いで解約金の発生を免れることが出来ます。

一部のSBの契約などでは契約期間がリセットされる場合があったりはします。が、それでも機種変更で解約金が発生することはまずありません。

逆に気を付けないといけないのは、最後に機種変更した月から2年後が必ず更新月になるわけではないということです。

ちょうど2年周期で機種変更しているのでなければ更新月はズレていきますので、特に長期利用者なんかは予め調べておいた方が良いでしょう。。

解約月&契約月の料金をダブル請求される!?

MNPすると、その月は元のキャリアと新しいキャリアの双方の月額料金が発生することになります。

なので単純に考えると通常の月額の2倍くらい支払うことになると思っておいた方が良いでしょう。

最近は契約月に関しては料金が日割計算になることが多いのですが、逆に解約月は各種割引キャンペーンが非適用になったりすることが多く、結局倍くらいの費用が掛かることになりそうです。

特にauは家族割も非適用扱いになるので通話料が高額になるかも!?

これ結構悪質。auに関して一番酷い点ってコレじゃないかな。。

先ほど各種割引が消えることが多いと書きましたが、auに関しては家族割も消えてしまいます。

家族割自体は特に条件もなく適用出来るので、家族で同じキャリアであれば無料で通話出来るというのは常識レベルで認識されていると思います。

しかしauを解約する場合はとんでもない罠が仕掛けられています。解約月に通話した分は、その月の初めまで遡って家族割非適用で計算されてしまいます。家族間は無料だと思ってたくさん通話していると、後で高額な請求が来ることになります。。

特にMNP先においては契約月が日割になるので、これを狙って月末に安く契約しようとする場合、解約するau側がより高額な請求を食らう恐れがあるのでこれは本当に気を付けないといけません!

auから他社へ乗り換えることを考える場合は、可能ならMNPする前の月からこのことを考慮すべきですね。。

トータルの費用は?

契約内容によって月額料金の部分は変わってきますが、それ以外にMNPで必要な費用は、

契約手数料3,240円+予約番号発行手数料2,160円+(解約金10,260円)

これが一般的ですかね。3つ合わせて15,560円(税込)。更新月でなければ最低でもこれだけ必要です。

これと二重請求される分があるので、だいたい2万円くらいはコストが掛かるかなあ。

MNPのご利用は計画的に。でも機種変更より高くつくことはまあ無い。

すっごいまとまりのない記事になりましたが(汗)最後に要点をまとめると、

  • 免許証等の本人確認できる書類が必要
  • さらに月々の支払いに設定するカード、あるいは通帳等も必要
  • トータルコストは最低でも15,560円+αは見積もっておいた方が良い
  • 本体代金を分割で払うなら現金は不要、事務手数料の類は月額と合わせて引き落とし

だらだらと書きましたが要はこんな感じです。

多分皆さん、契約先の料金プランなんかはしっかり店員に聞いたり意識してると思うんですよ。

でも見落としがちなのが更新月はいつなのか、更新月でないなら解約金がいくら発生するか、また割引が非適用の場合解約付きの料金はいくら値上がりするのか、auの旧プランユーザーならMNP予定の月は家族との通話を控えるようにとか。本当に料金を安くしたいのならこの辺のこともしっかり頭に入れて気を付けておいた方が良いです。

それでも今の携帯業界では機種変更の待遇が悪過ぎるので、何も考えずにMNPしてしまっても損することはほとんどないでしょうけど。それくらい今の携帯業界は酷い状況ってことなんですけどね、、

めっちゃ限定的な例ですが、ドコモユーザーで家族4人以上がスマホやタブレットを使っていてかつ10年超の長期契約者がいるのでもなければ、機種変更するよりも他社に乗り換える方が安くなる場合がほとんどだと思います。

ただ携帯も料金が全てではありませんけどね。どこぞのキャリアみたいにサービスの品質が終わってる会社もありますし。。

結局のところ、何を重視するかですね。今と同じキャリアを使い続けるのもアリですし、MNPを繰り返すのも一つの方法です。ただまあこの先もずっとMNPし続けるのが良い(安い)状況が続くかは分かりませんが。

以上、MNPについて最低限確認しておくべきことについて書いてみました。全然まとまってないのはもう書いてる人の頭の中がカオスだからと諦めてスルーして(

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