忙しいのでVoLTEの基本事項について友人にまとめさせてみた。
2017/09/13 Authored by umi
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Photo:mosque by the sea By zbigphotography (1M+ views)
ここ数日間、引っ越しで忙しいのでゴーストライターを雇ってみました友人に寄稿してもらいました。
書き溜めた記事のストックが尽きたGARNETです。9日くらいまでブログに時間を割いている余裕がないので友人のumiに記事を書いてもらいました。ありがたやありがたや。
彼はVoLTEに関する基本事項についてまとめてくれました。少しだけGARNETが手直ししましたが…まあ文章はそのうち読みやすく洗練されていくでしょう。←また書かせる気満々(ぇ
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VoLTEとは・・・LTE回線で通話ができるサービス
LTEに対応しているケータイでも、今まではデータ通信(ネットとかメールとか)でしか利用できず、通話する時は3G回線を利用していました。それがVoLTE対応により、通話もLTEで出来るようになったということです。
VoLTEサービスは一部の機種から対応し始め、docomoは2014年6月から、auとSoftBankは2014年12月から提供開始しています。
待望の?iPhone6、6 Plusは2015年4月のアップデートにより対応しました。
★LTEで電話できると何が違う?
- 音質が良くなる。高い音も拾ってくれるため、3Gよりクリアに聞こえる。(対応周波数が広くなる)
- 電話をかけて繋がるまでが速くなる。(呼び出し音までが短くなる)
- 電話しながらLTEでネットができる(あんまりやらないような?)
一番の利点は「音質が良くなる」という点ですね。今まではカットされていた高い音域まで伝わるようになり、3Gでの通話と比べると音質の違いは明らかです。
★使える条件・・対応エリア、相手もVoLTEかどうか
通話する双方がVoLTEに対応している機種で(VoLTEに必要な設定を済ませていて)、なおかつLTEエリアにいる時に使えます。
相手がVoLTEに対応していない場合は・・・こちらはLTEのまま通話しますが、VoLTEによる御恵は受けられません。実際通話時の表示もLTEになりますが、高音質でもないしただの3Gの通話とおんなじになります。
ちなみにLTEの電波が入らない時は普通に3Gで通話します。通話途中でLTEの電波が切れたら3Gに切り替わりますが、再びLTEエリアに入っても3Gのまま変わりません。
が、auだけは違います。auのVoLTE対応機種は3Gに切り替えが出来ません。auのVoLTE対応機=LTE専用機なので、そもそも3Gに対応していないのです。
【 au 】 Galaxy S6 edge SCV31 32GB Gold Platinum
すなわち3Gが入るような場所でもLTEが入らなければ、圏外になって通話が出来なくなってしまいます。。(auでもiPhoneだったら3Gが使えるように切り替えは出来るんですけどね。その場合はVoLTEが利用出来ません。)
また、現状異なるキャリア間ではVoLTEは使えません。同じキャリアであればiPhoneとアンドロイド間でも使えます。
通話の不具合?最近よく途切れる・・もしかしたらVoLTEのせいかも
VoLTEのだいたいの説明はここまでにして・・、書きたかったのはここからです。(以下ほとんどiPhoneの話。)
ここ最近になってiPhone6、6 Plusを使う人の中で通話不良をよく聞くのですが、
- 通話中に声が途切れる
- 電波が入ってませんと言われ通話できない
こんな感じ。途切れるのはどうもVoLTE端末側の声だけみたいです。
本当に結構いてまずは修理に出そうとする人もいるんですが、
ここでふと脳裏によぎる。これって今はまだ不安定なVoLTEのせいじゃないの・・?
(うそです、ほかの人に聞いて知りました)
やっぱりLTEだけでカバーするにはまだ無理があるみたいです。
この症状だと考えられる事は以下の3つ。
- iPhone本体の不良
- SIMカードの不良
- VoLTEの不具合
本体なら修理、SIMなら再発行してもらえばいいのですが、その前にまず自分のiPhoneがVoLTEを使っているのか見てみましょう。
auやSoftBankの場合は専用のオプション(月額無料)に加入する必要があります。提供開始してから買ったiPhoneなら、多くの場合最初からVoLTEのオプションに加入して使っている状態だと思います。なので(説明はされていると思いますが)知らないうちにVoLTEに対応しているかもしれません。
今年4月以前に購入、あるいはまだオプション未加入の場合は申込んでおきましょう。
確認の仕方
「設定」→「モバイルデータ通信」→「4Gをオンにする」→「データ通信のみ」、「音声通話およびデータ」、「オフ」のどれに設定されているか。
iPhoneにおいて現時点で対応しているのは6と6 Plusの2モデルのみですが、これらはもともとはVoLTEに対応していなくて、後からアップデートで対応したそうです。なのでもしかしたらもともと対応して作られたアンドロイドに比べて不具合が起きやすい・・のかもしれません。分かりませんけど。
住んでる地域にもよるのかもしれませんが、この田舎でも都会でもない場所ではいかがなものでしょう。。
★対処法
こんなややこしいVoLTEなんていらない!のなら設定をオフにするなりオプションの解約をするなりすればいいんですが、まぁせっかくの機能ですから、電波だけの問題じゃなくて設定がうまくいってるのか見てみましょう。
VoLTEに必要な利用環境が以下の2点。
- iOSバージョンが8.3以上でないと利用できない
- キャリア設定19.1以上が必要
iOSアップデートはAppleが配布しているもので、モバイルネットワーク下ではアップデート出来ません。もしWi-Fi環境がない場合はPCのiTunesでも可能です。
キャリアアップデートは契約している携帯電話会社(SoftBank等)が配布していて、アップデートする通知が来るので特に理由がなければその時すぐして下さい。
VoLTE提供開始後に購入したiPhoneならオプションは最初から申し込んであるでしょうけど、設定まで済んでいるかは店員による所があるかもです。(docomoなら本体設定だけでいいのですが、SoftBank、auは先述のオプションの申し込みとかまで必要です。)
VoLTEオプションへの加入、iOSアップデート、キャリア設定アップデートを済ませていて、さらにiPhoneの本体設定をすると利用できるということです。
不具合が起きたならそのどれかが欠けている可能性が・・。
→しかし全部やってだめならもう出来る事はありません(多分)。CSFB(LTEから3Gに切り替える機能)がうまく働いてないのかもしれませんね?これは本体が悪いのかSoftBankの設備側の問題かは判断付きません。。
VoLTEに限らずとも、3GとLTEの切り替えがうまくいかない問題は今までもたくさん見られてきました。特に初期のSoftBankやauではよく問題になったようです。
無料のアンテナ貸出なども
なんにせよまだまだ課題がある新サービスで、人によっては上記のような不具合があることも。
まぁ電波状況が良くなくてキャッチできないだけなら、docomoのようにアンテナを貸し出してくれるキャリアもあるみたいですから問い合わせてみるのも良いと思います(※自宅限定ですけど)。
VoLTEのことをお騒がせな機能だなぁなんて思っていたら、これを聞いてちょっとびっくりしました。キャリアも努力しているんですね。。(
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著者情報
このブログのイラスト担当。現在はdocomoのFOMA契約SIMとDTIの格安SIMをg07+で使用中。