MVNO/格安SIM

イオンモバイル タイプ2はグローバルIPアドレスが使える最安の格安SIM

2017/10/05 Authored by GARNET

大量のSIMカードとSIMピン

イオンモバイル タイプ2はグローバルIPアドレスが付与される珍しい格安SIMなのですが、そのことについて言及されているのを見たことがないんですよね。あまり知られていないっぽい?

「グローバルIPアドレス?なにそれ美味しいの?」って感じの人にとっては特にメリットがない話ですが、グローバルIPアドレスを使いたい人にとっては最安518円/月から利用できるイオンモバイルは有力な選択肢ではないでしょうか。

そこでイオンモバイルでグローバルIPアドレスが付与されるプランについて簡単にまとめました。ついでに他のグローバルIPアドレスを使用できる格安SIMについても超ざっくりと紹介します。

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グローバルIPアドレスを使用するメリット

ほとんどの格安SIMではプライベートIPアドレスが付与されます。

本来プライベートIPアドレスとは自宅などローカルのネットワーク内で機器に割り当てられるIPアドレスですが、インターネットにアクセスする際にグローバルIPアドレスに変換することで、インターネットへのアクセスを可能にしています。

そのためプライベートIPアドレスが付与される格安SIMでもインターネットに接続することは可能なのですが、機器自体にグローバルIPアドレスが付与されているわけではないため、通信相手からはこちらの機器を特定することができません。

相手から特定できないと何が困るのかと言えば、例えばリモートアクセスなどの遠隔操作機能や、一部のオンラインゲームなどを利用できない可能性があるんですよね。。

逆に言えば、グローバルIPアドレスが付与される格安SIMなら、これらの機能やサービスをほぼ確実に利用することが可能です。また特定のIPアドレス以外から自宅サーバーへのアクセスを拒否するといった使い方にも利用できます。

必ずしもプライベートIPアドレスより優れているというわけではありませんが、グローバルIPアドレスには上記のようなメリットがあるのです。

グローバルIPアドレスのメリットについてざっくりと説明したところで、イオンモバイルのほうに話を移しましょう。

イオンモバイルのタイプ2はグローバルIPアドレスが使える

イオンモバイルでは現在タイプ1とタイプ2、2種類の格安SIMが提供されています。

このうちタイプ1についてはプライベートIPアドレスが付与されていますが、タイプ2はグローバルIPアドレスが付与されています。

ちなみにMVNEについてイオンモバイルは頑なに隠していますが、タイプ2のMVNEがOCNモバイルONEであることはもはや公然の秘密です。

後述するようにOCNモバイルONEもグローバルIPアドレスを付与しているので、そのMVNOであるイオンモバイル タイプ2でもグローバルIPアドレスが付与されていてもおかしくないよね…と思ってイオンモバイルに直接確認したところ、確かにグローバルIPアドレスを提供していると回答をいただきました。

イオンモバイルでグローバルIPアドレスが使えると何が嬉しいって、料金が業界最安クラスなんですよね。

イオンモバイルの料金面におけるメリット

元々イオンモバイルの料金は標準よりも安めですが、グローバルIPアドレスが使えるMVNOに限定すればほぼ最安です。一部の価格帯だとOCNモバイルONEのほうが安くなることもありますが、プラン数などを総合的に考慮すればイオンモバイルのほうが使いやすいのではないでしょうか。

特に最安のデータ1GBプランが518円/月で利用できるのが魅力的。他のMVNOでグローバルIPアドレスを使うためには最低でも972円/月はかかるので、とにかくコストを抑えたいという人に最適です。

1GB以外にも4GB 1,058円/月もかなり割安ですし、20GB 4,298円/月も悪くありません。プラン数もOCNモバイルONEより多いので、通信量に合わせて適切なプランを選びやすいのはイオンモバイルでしょう。

タイプ2限定のデメリットとして、音声プランとシェア音声プランが提供されていないという問題はあります。シェア音声プランは最大3枚のSIMカードでデータ容量を分け合えて1回線あたりの料金がかなり割安になってお得なのですが、タイプ2ではデータプランしか選択できません。

DSDSでデメリットをカバーすることが可能

しかし最近はDSDS、デュアルSIMデュアルスタンバイに対応しているSIMフリースマートフォンが増えてきているので、音声プランを契約できなくても大した問題ではないでしょう。キャリアや他のMVNOと契約したSIMと2枚挿して運用すれば良い話です。

例えばHUAWEI novaはそれなりのスペックを備えていながら良い感じに値下がりしてきていておすすめです。ろくに…いやまったく?レビューを書いていませんが。。

音声通話中はデータ通信が不可能になりますが、どうしても1台で運用したいのであればDSDS対応機を検討すると良いでしょう。

固定IPアドレスではないので注意

イオンモバイル タイプ2で付与されるのは動的なグローバルIPアドレスです。

固定IPアドレスではないので、ネットワークから切断したり何かのタイミングで付与されるグローバルIPアドレスが変更される可能性がある点には注意してください。

動的なグローバルIPアドレスだったら使い物にならない、固定IPアドレスが良いという場合は後述するインターリンクLTE SIMかASAHIネット LTE ANSIMの2択になります。

グローバルIPアドレスが使える格安SIM

グローバルIPアドレスが使える格安SIMサービスはかなり少ないです。有名どころはOCNモバイルONEとインターリンクLTE SIM、そしてASAHIネット LTEのANSIMの3つでしょうか。

2017年10月2日よりイプシムが固定IPアドレスを使える格安SIMサービスの提供を開始しましたが、これ以外では恐らくイオンモバイル タイプ2くらいしか選択肢がありません。

以前はBIGLOBE SIMも標準でグローバルIPアドレスが付与されましたが、2017年1月頃から個人会員向けのサービスはプライベートIPアドレスへ変更する旨が発表されています。

現在、お客さまの利用機器には「グローバルIPアドレス」が付与されていますが、2017年1月中旬より、これを順次「プライベートIPアドレス」へ変更します。

出典:【お知らせ】「BIGLOBE LTE・3G」「BIGLOBE 3G」IPアドレス付与方式の変更について|ビッグローブ株式会社

他にもmineoが法人向けに固定IPアドレスのサービスを提供していたりしますが、個人向けのサービスではプライベートIPアドレスが付与されています。

したがって、個人が格安SIMでグローバルIPアドレスを使いたいのであれば、選択肢は上記5種類のMVNOに絞られるというわけです。

せっかくなのでイオンモバイル以外の格安SIMについても簡単に特徴をまとめておきます。

OCNモバイルONE

最近は20GBや30GBの大容量プランを追加したり、キャリアフリーな10分間通話定額サービスを提供するなど、積極的にテコ入れしている印象があります。

しかし低容量のプラン、特に3GB/月コースについてはデータ通信SIMで1,188円/月とかなり割高です。このコースを契約するくらいならイオンモバイルの4GBプランのほうが良いでしょう。

一応972円/月の110MB/日コースもありますが、今時日次コースを好んで使っている人なんているんでしょうか…?

低容量プラン、あるいは低速通信が当たり前だった昔ならともかく、容量単価が下がりに下がりまくった今となってはあえて選ぶほどのメリットはないと思うのですが、そうでもないんですかね。。

公衆無線LANサービスが無料で付帯されるといった特典もあるので一概には言えませんが、グローバルIPアドレスだけが目的ならイオンモバイルで十分かなと思います。

インターリンクLTE SIM

インターリンクLTE SIMは音声通話に対応しているプランが提供されていません。またどのプランも標準で固定のグローバルIPアドレスが付与されます。そのためデータ専用SIMオンリーなのに料金は全体的に割高です。

最安プランは常時最大128kbpsに制限される低速使い放題で料金は1,080円/月。サービス内容もその価格設定も、格安SIMの黎明期を彷彿とさせるプランですね。。

高速通信に対応しているプランでは1GBの1,458円/月が最安。データ容量を使い切ると上下ともに最大200kbpsに制限されます。

固定IPアドレスの付与以外にも珍しいオプションがあります。1枚540円の24時間速度制限解除クーポンを購入すると、各種速度制限が24時間解除されます。

データ容量を追加購入できる格安SIMは珍しくありませんが、たった540円で24時間使い放題は破格ではないでしょうか。OCNモバイルONEも一部のコースで類似オプションが提供されていますが、あちらは24時間ではなく終日です。

動的なグローバルIPアドレスが付与されるイオンモバイルやOCNモバイルONEと単純に比較することはできませんが、固定IPアドレスを使いたい人にとっては良い選択肢なのではないでしょうか。

3GB、5GB、7GB、10GBのプランも選択可能ですが、プラン変更手続きに手数料がかかる点は注意が必要です。。

ASAHIネット LTE ANSIM

ASAHIネットでは対象サービスで864円/月の追加料金を支払うことで固定IPアドレスが付与されるようになります。この対象サービスには格安SIM、ANSIMも含まれています。

料金の水準はインターリンクと同じくらい。こちらも音声通話機能は非対応です。

しかしプラン数が少ないのがデメリットですね。プラン変更に手数料はかかりませんが、3GB/月と7GB月、それに1日110MBの日次プランを含めても3つしかプランがありません。インターリンクの半分です。

まあ他にも細かい部分でいろいろと異なるので、実際には一長一短といったところでしょうか。。

イプシム

イプシムではオプション利用料として421円/月支払うことで最安1,069円/月から固定グローバルIPアドレスを使えるようになります。オプションを廃止すると動的プライベートIPアドレスが割り当てられるので要注意です。

最安の無制限プランは常時最大200kbpsに制限されますが、インターリンクLTE SIMの128kbpsよりも速いのは魅力的ですね。最大10GBまで全6プランを用意しており、どのプランも月額料金がインターリンクやASAHIネットよりも安くなるように設定されています。

さすがにイオンモバイルやOCNモバイルONEよりは高いですが、固定IPアドレスを使いたいのであれば有力な選択肢となるかもしれませんね。

まとめ

結局のところ固定IPアドレスにこだわらないのであればインターリンクとASAHIネット、イプシムは候補から外れるので、イオンモバイル タイプ2とOCNモバイルONEの2択ですね。

両者を比較した際、イオンモバイルのメリットはやはり最安500円程度から利用できることでしょう。低コストでグローバルIPアドレスを使いたい人に最適です。

まあ完全にイオンモバイルのほうが上位のサービスというわけではありませんし、自分の使い方に合っているほうを選んでもらえればそれが1番なんですけどね。

そもそもイオンモバイル タイプ2でグローバルIPアドレスが付与されることがまったくと言っていいほど知られてなさそうだったので、それについて書けただけで筆者は満足していたりします(ぇ

というわけで以上、イオンモバイル タイプ2のあまり知られていなさそうなメリットの紹介でした。

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GARNET
このブログを管理している人。現在のメイン端末はGalaxy S8 SC-02JとZenFone 3 Deluxe ZS570KL。GARNET CROWが大好き。企業のメディアサイトでも執筆活動中。広告掲載や執筆依頼などのお問い合わせはこちらから。

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