LINEの年齢認証回避策。海外SIMを挿した時の挙動を調べてみた。
2016/09/05 Authored by GARNET
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格安SIMだとLINEの年齢認証ができない問題について、海外SIMを利用した対策法について実際の挙動を調べてみました。
使用したのはSIMフリーのZenFone Goと2 Laser、それにSCV31やSO-02GなどのAndroid端末だけなので、iOS版ではまた違う結果になるかもしれません。またiPod touchのようなWi-Fi端末についても未検証なので(ry
あえてこのマニアックな方法を選ぶ人がいるのかは知りませんが、とりあえず調べた結果をまとめておきます。
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海外契約のSIMカードでLINEの年齢認証を回避できる?
キャリアの契約回線があるのであまり気にしたことがないのですが、いわゆる格安SIMだとLINEの年齢確認ができないんですよね。年齢確認できなくてもLINEのトークやコールといった基本機能が使えますが、18歳以上と認証されなければID検索や電話番号検索が利用できないので友だち登録する時に不便です。
対策方法がいろいろ編み出されていますが、そのうちの1つに海外契約のSIMカードを利用した方法があります。
ほとんど使っていないので忘れていましたが、そう言えばGARNETは#ChatSimという海外契約のSIMカードを持っていました。いや契約していることは覚えていましたが、年齢認証対策に利用できるという認識が全くありませんでした。。
しかし実際どうすれば年齢認証を回避してID検索が可能になるのかググってみてもよく分からなかったので、自力であれこれ検証してみたというわけです、ハイ。
大事なトーク履歴はバックアップを
以下の作業を行うとLINEアプリ内のデータが消える可能性があります。トークルームの内容が消えて困るなら予めバックアップを取っておきましょう。
また同じアカウントで再ログインする時のために、メールアドレスを登録しておくか、Facebookアカウントと紐づけておくと安心です。
同一端末でログインする場合はこれらの設定はしていなくても何とかなりますが、違う端末に変える場合はどちらか設定しておかないとアカウントを復元できなくなります。
海外SIMでLINEの年齢確認を回避できる条件
2016年5月10日時点での検証結果なので、今後も同じような挙動を示す保証はありませんので念のため。
Android版LINEアプリで確認した限りでは、以下のどちらかの条件を満たしていれば年齢認証不要でID検索が可能でした。
- 海外SIMを挿入して認識している
- SMS認証を行った海外SIMの電話番号と紐づいている
海外SIMを挿入する
まず1つ目。既にLINEを利用している端末のSIMを、海外SIMに挿しかえれば年齢確認の項目が消えてID検索は可能になりました。
挿しかえてもダメな場合は本体設定からLINEのアプリ内データを削除するか、一旦アンインストールしてから海外SIMを挿して再ログインすればいけます。この時、間違ってもアカウント自体を削除してしまわないように注意してください。全てのデータが吹っ飛んで復元できなくなってしまいます。。
またモバイルネットワークに接続していなくても、海外の電話番号(SIM)を認識できてさえいれば大丈夫みたいです。接続ネットワークを2Gにして完全にネットワークから切断した状態でも大丈夫だったので、恐らくですが解約済みのSIMカードを挿してもID検索は可能になると思います。
ただしSIMカード自体は認識しないといけないので、SIMロックが掛かっている端末では利用できなさそうです。SIMロックを解除していないSCV31やSO-02Gではダメでした。
海外SIMの電話番号と紐づける
もう1つ、LINEのアカウントはSMS認証を行った電話番号と紐づけられますが、これは後から再度SMS認証を行って変更することが可能です。この電話番号を海外SIMのものに変更すれば、挿しているSIMカードを問わずにID検索を利用できるようになります。
国内のSIMを挿したりすると年齢確認の項目が表示されますが、未確認の状態でもID検索は可能になりました。
しかし電話番号の変更に関しては以下のような制限があるっぽいです。
- ログイン中に変更できるのは電話番号だけ、国の変更は不可
- 異なる端末でログインと同時に日本以外の国へ変更するとログインに失敗する
1度電話番号が紐づけられたアカウントは、アプリ内から変更できるのは電話番号だけです。格安SIMなど国内の電話番号と紐づいていると、アプリ内から海外SIMの電話番号に変更することはできません。
また異なる端末でLINEにログインする場合、SMS認証の電話番号入力画面で日本以外の国も選択できますが、ここで日本以外の国へ変更しようとすると何故か必ずログインに失敗します。海外SIMで作ったアカウントを日本へ変更するのは大丈夫なので、これに関してはちょっと謎ですが…
既に利用中のLINEアカウントを常時ID検索可能にするためには、再ログインが必須なのでトーク履歴などは一旦全削除しないといけない、ということになりそうです。
またいずれにせよ、海外SIMでSMSを受信できるSIMフリー端末が必要になります。
海外SIMでSMS認証を行うのが最も確実
多分20回以上アカウントを作って100回以上ログインしていろんなパターンを検証してみましたが、1番確実なのは契約が生きている海外SIMでSMS認証を行ってしまう方法です。
SMS認証後は紐づいている電話番号さえ変えなければ、MVNOなど他のSIMに挿しかえてもID検索は利用できます。もちろん今後のアップデートによってこの穴が塞がれる可能性がなくはないですが。
解約済みでSMS認証できない場合、再ログインが必要になるかもしれないのでID検索したい時だけ挿しかえるというのは現実的ではない気がします。
まあ海外SIMでSMS認証を行うのも簡単ではありませんが…日本国内でローミング可能なSIMがAmazonなどでも購入できるようです。
あるいは約3,000円で1年間契約を維持できるChatSimでも良いと思います。SIMが届くまでに時間が掛かりますが。
ただまあ、わざわざ海外SIM&SIMフリー端末を用意するくらいならキャリアと2台持ちするとか他にもっと良い方法がある気がしますが…例えばSoftBankのプリペイド携帯、シンプルスタイルは緊急通報が可能なのでデータ専用の格安SIMでIP電話を利用する場合に相性が良いです。
とりあえず以上、海外SIMでLINEの年齢確認を回避してID検索を利用する方法でした。格安SIMを利用している方の参考になれば…なるのかなあ?(ぇ
因みに格安SIMでもLINEが提供しているLINEモバイルなら、SMS認証さえ不要でLINEのID検索を利用することが可能です。
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著者情報
このブログを管理している人。現在のメイン端末はGalaxy S8 SC-02JとZenFone 3 Deluxe ZS570KL。GARNET CROWが大好き。企業のメディアサイトでも執筆活動中。広告掲載や執筆依頼などのお問い合わせはこちらから。