MVNO/格安SIM

docomoのスマホを使っていた友人に格安SIMとの2台持ちを勧めた結果…

Authored by umi

※この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれますのであらかじめご了承ください。

nidai

1~2年くらい前は通信費の相談をされたら2台持ちを勧めまくってたなあ…

最近の格安SIM…MVNOはほとんどが音声通話に対応しているので無理に2台持ちをする必要はないのですが、MVNOの音声SIMだと通話料の割引がほぼないんですよね。

家族間の通話も無料じゃなくなりますし、ぶっちゃけ最低維持費はそれほど変わらないので少しでも通話するなら2台持ちでも良いと、今でも思ってますけどね。

…というような話をして(ご教授なんて偉そうなことはしてませんよ?)1年以上前にdocomoのスマートフォンからMVNOとの2台持ちに切り替えた友人がいるのですが、彼が自分をモデルケースにして記事を書いてくれたので掲載します。寄稿第2弾。

スポンサーリンク

データ通信専用SIMと音声通話対応SIM

格安SIMにはデータ通信だけのものと、通話も出来るものがあります。
どちらが良いのでしょうか?

それぞれのメリットやデメリットをおおまかに挙げると、

データ通信専用SIM

  • 通話料が安くなる、キャリアメールを使い続けることもできる
  • 2台持たなきゃいけなくなる

音声通話対応SIM

  • 持つのが1台でよくなる
  • 通話料が高くなる、キャリアメールが使えなくなる

といった具合なのですが、両者についてまとめてみました。

当方、GARNETさんのご教授でdocomoと格安SIM(OCNモバイルONE)の2台持ちをしているものですから、それに基づいて書いていきますね。

基本料の合計だけ見ると2台持ちは高いけど…

まずデータ通信のみが可能なSIM。これは通話用にdocomoとも契約していなければなりませんから、データ用SIMと通話用SIMの端末2台持つことになりますね。

次に音声通話にも対応しているSIM。こっちはデータ専用SIMの基本料に+756円/月となりますが、格安SIMだけで全部出来ちゃいますから1台で済みます。

容量/月
SIMパッケージ料金
基本料金/月
通話料
データSIM
110MB
3,240円
972円
-
データSIM(SMS)
110MB
3,240円
1,101円
-
音声通話SIM
110MB
3,240円
1,728円円
21.6円/30秒

2台持ちの場合、docomoの一番基本料が安いFOMAのタイプシンプル バリューやSS バリューだと通話料21.6円/30秒です。それぞれ基本料は802円/月と1,008円/月ですから、これだけだと音声対応SIMカードで1台にまとめた方が料金的にも得に見えますね。

ですが・・結果的に2台持ちの方が安くなる場合があります↓

音声通話対応SIMカードは通話料金が高くなる?

「格安SIMでデータ通信も通話も出来るなら、わざわざ2台持ちなんてしなくて良いんじゃない?」

と思いました。私は…

でも、決して無駄な事をしてる訳じゃなかったのです。

当時OCNはデータ専用SIMのみを提供していましたが、2014年12月1日から音声対応SIMも提供開始しました。docomo等から格安SIMに乗り換えても、電話番号を変えずに同じように使い続ける事が出来るようになりました。

ただ、格安SIMの音声通話対応SIMだと無料通信分がありません。家族間通話の無料サービスもありませんし、(IIJmioなど一部のMVNOを除き)通話料の割引サービスもありません。なので、格安SIMで通話すると通話料が高額になります。

1台持ちと2台持ちで実際にかかる料金を比較してみると。。

2台持ち

B00EQ12AYS

データ通信専用SIM(110MB/日コース)

基本料972円+SMS129円+ユニバーサルサービス料2円=1,103円

※ユニバーサルサービス料は変動します。110番や119番等のサービスにあてるために徴収されるお金ですが、近年は契約者が増え1回線当たりの負担額は減ってきています。

・docomo
基本使用料(タイプSSバリュー)1,008円(無料通信分1,000円)+ユニバーサルサービス料2円=1,010円

因みにdocomoのFOMAプランに付く無料通信分は、余った分を上限額まで無期限に繰り越してくれます。※法人契約等では2ヵ月のみ繰り越しの場合もあります。

繰り越し上限額は各プランの無料通信分×3か月分となります。タイプSSバリューなら月1,000円なので上限額は3,000円です。

→ 計 1,103+1,010=2,113円

因みにキャリアメールを利用したい場合は、月額+324円でspモードを契約すればOKです。

1台持ち

B00PRVWMU8

音声通話対応SIM(110MB/日コース)

基本料1,728円+ユニバーサルサービス料2円=1,730円

2台持ちの2,113円より少し安くなりますが、これに通話料やSMSの送信料がそのまま加算されます。家族間通話無料や無料通信分を考えると格安SIMは割高なんですね。

070/080/090から固定電話/携帯電話に発信した場合、20円(税抜)/30秒かかります。ご利用の通信会社の料金プランによってはおトクにならない場合があります。

引用元:音声対応SIM - OCN モバイル ONE

↑公式にもこのような記載があります。せっかく格安SIMに変えても、かえって料金が上がってしまうケースもあると・・。格安SIMに移行した人へのアンケート調査で、電話をたくさんするから安くならなかったという人たちが一定数いるみたいで、そういう方のための注意書きのようです。

OCN1台持ちと2台持ちを比べると、毎月10分くらい通話する人は2台持ちの方が得という計算になりますね。

一応格安SIMでも通話料を安くする方法が用意されていて、050 plusというIP電話アプリを使えば固定電話宛ては8.64円/3分、携帯電話宛ては17.28円/分で通話できます。

050 plusは通話料に加えて基本料324円が必要ですが、OCNの音声SIMでは基本料無料で使えます。IP電話は緊急電話などへは発信できませんが…

2台持ちしても得しない人

通話料が割高と言いましたが逆に言うと、

  • タイプXiにねん等、無料通話がもともとない契約をしている人
  • 家族間無料通話を使わない人

など、無料通信分を必要としない人は音声対応SIMを契約しても良いと思います。

そのなかでも、

  • キャリアメールも使わなくて良い人

なら、問題なく1台で契約して良いですね。

キャリアメールを使いたいから基本料金も払った上でspモードを契約しないといけません。その場合MVNOはデータ専用SIMで良いですよね。

バリュー化という裏技も…

因みに現在タイプXiやカケホーダイプランを利用している場合、無料通信分が欲しかったり維持費を下げたければFOMAバリュープランに変更することも出来ないことはないです。

例えばタイプXiにねん(802円)からタイプSSバリュー(1,008円)へ変更すると無料通信分1000円がつきます。月5分以上通話する人は得になりますね。

この契約変更は店舗によっては難しい所もあったようなのですが、ごく最近しに行った人は簡単に変更しちゃっていました。(むしろ勧められた?)

今は簡単に出来るようになってる…のかな?

まとめ

他にも注意点として、音声プランを契約する場合は元のキャリアの解約金が発生することもあります。いわゆる2年縛りですね。更新月に乗り換えないと10,260円、あるいはそれ以上の解約金が発生します。

因みにOCNモバイルONEの場合は音声SIMに限り、6か月以内に解約すると8,000円の解約金が発生します。MNP転出(他社への乗り換え)の場合はMNP転出手数料3,240円も発生します。

こういうこともあって、やっぱり2台持ちをおすすめしたいなーと思うのです。データ専用SIMだと他の格安SIMにも乗り換えやすいですからね。

2台持ち。かれこれ私が始めて1年以上経ちますが、使用例とか使い心地とかも書けたら・・と思っていたのですが、長くなりそうなのでまた今度(あれば

GARNETさんのおかげで不自由なく使えていますし、まぁ2台チェックするのは手間ですけど・・もう2台あることは当たり前で慣れた感じですね。結論は、安さには変えられません。(umi)

-MVNO/格安SIM
-, ,

スポンサーリンク


  著者情報

  SNSでシェアしませんか?