レビュー

史上最安のLTE対応SIMフリースマートフォン!!小型で超格安のgooのスマホ g06レビュー

2017/04/15 Authored by GARNET

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インディゴカラーのgooのスマホ g06とパッケージ

gooのスマホ第6弾、g06のレビューです。

注文してから気付きましたが、今回購入したg06の型番ってCP-L43s-Abなんですね。見覚えのある形式だなと思ったら案の定、g06はCoviaのOEM製品みたいです。#FLEAZ POPは1年ほど前に発売されたSIMフリースマートフォンで、当時LTE対応機としては最安クラスの1.5万円ほどで販売されていました。

FLEAZ POPと同じ4インチディスプレイを搭載してLTEにも対応などほぼ同等のスペック、なのに本体価格を6,000円以上値下げしてきたってことになります。唯一CPUに関してはスペックダウンしていますが、OSがAndroid 6.0 Marshmallowと新しいバージョンになっているので、価格を抜きにしても決して見劣りしません。因みにCPUについて、駆動周波数が小さくなっていたのでスペックダウンと表現しましたが、ベンチマークによるとCPUの性能は上がってるみたいです。

そんなg06をいつも通りゆるーくレビューしていきます。基本スペックに関しては以前の記事を参照してください。

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g06 CP-L43s-Ab 開封の儀

gooのスマホと印刷された段ボール箱

9月中旬発送予定となっていたg06は14日に発送、翌日の15日に届きました。箱に思いっきりgooのスマホと印刷されています。

gooのスマホ g06の化粧箱

箱を開けるとg06のパッケージと、

gooSimSellerで購入したスマホの同梱品

設定マニュアルやOCNモバイルONEのSIMパッケージに加え、OCNモバイルONEの音声対応SIM契約者への特典案内が同梱されていました。10月末までに契約すると10人に1人が2,000円分のQUOカードを貰えるそうです。

因みに同梱されるSIMパッケージの種類はg06の購入時に選択可能で、データ専用SIMやSMS対応のSIMパッケージを選ぶこともできます。また契約は任意で、必須ではありません。

gooのスマホ g06のパッケージを開封した様子

パッケージは値段の割にしっかりしている印象を持ちました。g06よりもさらに低価格だったとは言え、同じクロスリンクマーケティングが販売したPolaroid piguはかなりチープでしたから。。

gooのスマホ g06のパッケージ内部

g06本体の下には充電器などの付属品が入っていました。

gooのスマホ g06の付属品とインディゴの予備カバー

本体と通常色(gooRed)の背面カバー以外にはクイックスタートガイド、保証書、液晶保護フィルム、電池パック、ACアダプター(5V/1A)、microUSBケーブル、それに予備の背面カバーが同梱されています。

因みに予備の背面カバーはピンク、ホワイト、インディゴ、ブラック、カーキの5色から選択可能で、SIMパッケージと同じくg06の注文時に決定します。

インディゴもgooRedも色合いは濃く、落ち着いたカラーです。明るい色のが欲しい人はホワイトやピンクを選ぶほうが良いかもしれません。

gooのスマホ g06の背面カバー(gooRedとインディゴ)

その背面カバーはプラスチック素材にコーティングが施されており、手触りはツルツルというよりもさらさら。ちょっと滑りやすい気もしますが、厚みが1cm以上あるため側面にしっかりと指を添えて持つことができるので落としにくいと思います。

液晶保護フィルムを貼ったg06

とは言えディスプレイに傷を付けてしまう前に付属の保護フィルムを貼っておきました。エッジが少し盛り上がって段差があるのでそれに合わせて簡単に貼れました。

若干歪んだのと、中央に少し気泡が入ったのがショックですが…

gooのスマホ g06のハードキー

話を戻して…ホームキーなどはオンスクリーンではなく、ハードキーになっています。バックキーは左側です。

画面下がやたら広くて最初は違和感がありましたが、押しやすいという意味では悪くないですね。


本体サイズに関して、同じ4インチディスプレイを搭載しているiPhone SEよりも少し大きい程度で、実際に手に持ってみるとあまり違いを感じません。写真のiPhone SEはガラスフィルムを貼っているので、本当はもう少し薄いハズですが…公称値ではiPhone SEのほうが3.2mm薄いです。

縦の長さに関しては2.2mmの差。横幅は4.6mmと1番差が開いていますが、ラウンドフォルムのg06のほうが手にフィットして持ちやすいんじゃないかなと個人的には思います。

gooのスマホ g06のmicroSDカードスロットとSIMスロット

背面カバーは最初固く感じましたが、何度か脱着を繰り返していると外しやすくなってきました。しかし電池パックがめちゃくちゃ固い…爪折れそう…

さらに厄介なのがmicroSDカードスロットで、これも1度挿入するとに引っ掛かってなかなか抜き取れません。必殺セロハンテープでなんとか引っ張り出していますが、なんでこんな構造にしたのか…これ取り出させる気ないよね…?

microSIMスロット×2基も普通にmicroSIMを挿して使用するのには問題ないと思いますが、結構深く挿入されるので変換アダプターを使用する場合は気を付けてください。

g06を起動してみる

gooのスマホ g06のホーム画面

初期設定ではGoogleアカウント以外にgoo IDの設定を要求されましたが、必須ではないのでスルーして設定を終了しました。ホーム画面を起動するとスクショのようなg06ホームというランチャーが設定されていました。

他にもLauncher3というランチャーがプリインストールされていますが、どちらも使いにくかったのでとりあえずGoogle Nowランチャーに変更しました。

Google Nowランチャー

Google Nowランチャー
開発元:Google Inc.
無料
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レスポンスは特に問題なし。最近ハイスペック機ばかり使っていたせいか初めは動作のもたつきが気になりましたが、FLEAZ POPなどと比べて遜色はないかと思います。Chromeでブラウジングするぐらいならストレスはほとんど感じません。

プリインストールアプリと内部ストレージの空き容量

gooのスマホg06のプリインストールアプリ一覧と内部ストレージの空き容量

プリインストールアプリと内部ストレージの空きはこんな感じ。ユーザー領域は4.71GBあるので、LINEやSNS、ブラウザくらいしか使わないのなら十分でしょう。足りなければmicroSDカードを利用して拡張しましょう。

アプリはOCNサービス関連のものが多いですが、ほとんどがアンインストール可能なので不要なアプリは消してしまいましょう。200MBくらいは空きます。

最大32GBのmicroSDカードを内部ストレージとして利用することが可能

Android 6.0 MarshmallowからmicroSDカードを仮想的に内部ストレージとして利用できる機能が追加されました。このおかげでROMが少ないg06でもより多くのアプリを入れられるようになります。g06のROMは4.7GBほどしかありませんが、microSDHC規格に対応しているので最大32GBのSDカードを内部ストレージ化することが可能です。

試しに8GBのmicroSDHCで設定してみました。SDカードを挿入して電源を入れると通知が出るのでセットアップを開始します。

内部ストレージとして使用するにチェックを入れた後、フォーマットするとSDカード内のデータが全て消去される点に注意してください。予めPCなどにバックアップを取っておくか、新品のSDカードを利用することをオススメします。

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因みに内部ストレージ化した後、また外部ストレージとして使いたくなった場合もフォーマットしなくてはいけません。

通常の外部メモリとして利用している時とは異なり、知らぬうちにアプリやアプリ内のデータが保存されている場合があるので、フォーマットする際は端末自体を初期化するつもりでやりましょう。

くれぐれも誰かさんみたいアプリごとデータを消してしまわないよう、本当に気を付けてください。泣きそうです。

…話が逸れました。。

フォーマット完了後、内部ストレージに存在する移動可能なデータをすぐに移動させるか後で移動させるかを選択します。

全ての操作を終えてストレージ容量を確認してみると、SDカードの容量7.27GBが端末のストレージとして認識されて合計11.98GBとなっていました。

APN設定アプリをプリインストール

gooのスマホ g06に登録されているAPN一覧

このAPN設定アプリはCovia FLEAZ F4s+などにインストールされていたものと同じやつですね。これは便利なのでアンインストールせずに残しておくと良いでしょう。

APN設定は慣れていない人にとっては難しい作業かもしれませんが、このアプリにはかなりの種類のAPNが登録されているので大概のSIMカードは一瞬で設定が済んでしまいます。

しかし0SIMはともかく、#ChatSimのAPNまで用意しているなんてマニアック過ぎやしませんかね…

カメラ性能は価格相応

カメラの性能に関しては期待していませんでしたが、やっぱり価格相応です。取扱説明書のような細かい文字だと至近距離から撮影しないと、解像度が低過ぎてメモ用途でも厳しいです。また左の写真は、自分の陰になった部分がほぼ読み取れないくらいに字が潰れてしまいました。。


今手元にCovia端末がないので、なるべく新しい低価格の機種ということでギリギリ1万円台で販売されているZenFone Goのカメラと比較してみました。

駅周辺で写真を撮ってみましたが、g06は全体的に色味がおかしいですしかなりぼやけています。HRDモードも搭載されていますがさらにおかしくなってるような…。

ZenFone Goもカメラ性能が優れているわけではありませんが、流石に7,800円の機種と比べると全然違いますね。HDRをONにするとさらに明るくくっきりと撮れています。


こちらは多少マシな気もしますが、まあ五十歩百歩ですね。。

カメラにはこだわらないという人でも、g06のカメラ性能は相当覚悟しておいたほうが良いです。いっそカメラは付いていないものだと考えるべきかも…。

実用的なカメラが付いている機種が欲しければ最低でも1万円、できれば2万円クラスから選びましょう。。

Pokémon GOも一応遊べる

gooのスマホ g06はポケモンGOをプレイすることが可能

g06はRAMが1GBしかないので公式の動作条件を満たしていませんが、ポケモンGOをインストールして遊ぶことはできました。

かなりカクつきますが野生ポケモンの捕獲も可能です。ただしバトルは諦めたほうが良いかも。ジャイロセンサー(ジャイロスコープ)を搭載していないのでARモードやスクリーンセーバーも利用できません。

そもそも動作条件を満たしていないのでいつ非対応となってもおかしくはありませんが、とりあえず現状は遊べてますよとだけ。CPUに関してはFLEAZ POPよりも非力かと思ってましたが、意外とパワーがありそうです。

VoLTEは非対応?

g06の4G LTE拡張モードと設定画面

1万円以下の格安機がVoLTEに対応しているわけがないとは思いますが、4G LTE拡張モードというVoLTEに関する設定項目は存在するんですよね。

しかしVoLTEプロビジョンフラグはONになりませんし、実際に音声通話を開始すると3G回線に落とされるのでやっぱりVoLTEには対応していないようです。g06のベース?になった海外スマホはVoLTEに対応しているみたいなのでその名残でしょうか。

アップデートで対応するなんてことは、まずないんでしょうね。。

まあVoLTEに対応しているSIMフリー端末自体が非常に珍しいですし、VoLTE非対応がデメリットというわけではありませんけどね。プレフィックスの楽天でんわなどを利用すればどうせ音質は下がりますし。

コスパ良し!!

一通り弄ってみた感じでは、FLEAZ POPと比べても遜色ないレベルですね。相変わらずディスプレイ解像度は低いですし、カメラの性能もダメダメですが、本体価格は税込8,424円と相当安くなっています。ダメなところはダメと割り切れるなら最高の格安スマホです。

docomoのFOMAプラスエリアやLTE 3バンドに対応しているので、データ通信面に不安はありません。LINEや各種SNS、ブラウジング程度なら快適に利用できるでしょう。CPUは1.1GHzのクアッドコアでそれほど処理能力は高くありませんが、その気になれば(一応)ポケモンGOだって遊べます。

OSがAndroid 6.0になったことでmicroSDカードを内部ストレージとして利用できるようになり、ストレージ容量の少なさを克服したのは大きな進歩だと思います。動画再生に向いている解像度ではありませんし、32GBもあれば十分でしょう。

小型志向でもハイスペックを求めている人には全く向いていませんが、あまりスマホを使わないライトユーザーならこれでも十分だと思います。APNを簡単に設定できるアプリも用意されているので、格安スマホデビューにもオススメです。

因みに予備の電池パックが欲しい場合は、純正品をYahoo!ショッピングで購入できます。送料無料で1,580円、さらにTポイントの還元もあるのでかなり安く手に入ります。

ひとまずレビューはこんな感じで。また気になったことがあれば記事にしていきたいと思います。

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