FLEAZ F4s CP-F40Sを各キャリアのSIMで利用する際の注意点
2017/02/22 Authored by GARNET
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追い詰められてるくせにこんばんは、GARNETです。ヤバいです。追い詰められてます。この調子で今年が終わってしまいそうですorz
おかげさまでFLEAZ F4s CP-F40Sについて調べてこられる方がひっじょーに多いんですがろくに記事をアップできていない状況です。ってそんなの見ればわかるよね。うん、ごめんorz
というわけでちゃちゃっと書けることかつ優先度高そうなとこから取り上げていくよー。
複数のSIMを使い回したりSIMフリースマートフォンとかMVNOの格安SIMに慣れ親しんでる人ような人はスルーの方向でおkな内容です。。
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4キャリアで契約しているSIMをそのままで使い回せるのか?
スマホの入門機にオススメと言ったからには丁寧に説明しなくっちゃね。。
ここで言う4キャリアとはdocomoとau、SoftBankにY!mobile(旧EMOBILOE)のことです。PHSのWILLCOMさんはスルーの方向で。
今これらの携帯会社でお使いのSIMカードをFLEAZ F4sにそのまま挿して使えるのか、気になってる人が多そうな気配を察知したので軽くまとめておきます。
最初に簡単にまとめておくと、
- docomo:条件を満たせば通話もネットも○
- au:全部×
- SoftBank:条件を満たせば通話もネットも可能だけど△
- Y!mobile:同上△
って感じです。ではちょっと個別に見て行きます。
FLEAZ F4s自体がdocomo向けに作られている
そもそも多くのSIMフリースマートフォンがドコモで利用することを想定した仕様で作られています。
FLEAZ F4sの場合はLTEには非対応ですが、3G回線については2.1GHzと800MHzの全てに対応しています。この800MHzはFOMAプラスエリア、俗に言うプラチナバンドと呼ばれるものでこれに対応しているのがポイントです。
FOMAプラスエリアに対応していれば現状、電波が繋がらないなどと困ることはまずありません。これで繋がらないとこは普通にドコモの端末を使っていても圏外になります。
なのでドコモで契約しているSIMをそのままFLEAZ F4sに挿せば通話することが可能です。
ただしデータ通信をする場合は一癖あり、通常ドコモのスマートフォンで契約するspモードでは通信することができません。またガラケーのiモードに関しても同じです。
ドコモSIMを他社製品でデータ通信する場合はmoperaを契約する必要があります。moperaにもいくつか種類がありますが、詳しく知りたい方は以前の記事を参照。。
参考:【docomo】moperaの新プランが提供開始したけど契約不可能なパターンとかがあるからまとめてみる
なお本来は契約したISP(今回の場合はmopera)に対応するAPNを設定しなければいけないのですが、このFLEAZ F4sはデフォルトで多くのAPNが設定済みなのでわざわざ設定内容を調べて入力する手間が省けます。この点は初心者にとってかなりありがたいんじゃないかと思います。
参考:FLEAZ F4sにデフォルトで登録されているAPN一覧と新規作成方法
FOMA契約でのデータ通信はオススメしません!!
FLEAZ F4sはLTE非対応、つまり3G端末なわけですが、ドコモの3G契約であるFOMA契約(非カケホーダイプラン)で利用することはあまりおすすめしません。
というのは、FOMA契約のパケット定額パケ・ホーダイフラットは他社製品で通信すると上限額が高くなるからです。通常ドコモの端末で使う分には上限は5,200円(税抜)で済みますが、他社製品で通信すると上限が7,800円まで上がってしまいます。
ただしデータ通信をせず、音声通話のみで利用するのであれば全く問題ありません。もしデータ通信をしたいのなら、カケホーダイプランに変更してパケットパックを契約するか、Xi契約の回線で利用することをオススメします。
2015年1月20日追記
ドコモメールをFLEAZ F4sで利用する方法について書きました。FOMA契約のSIMで通信するとパケット代が高額になりますが、この方法で他の格安SIM回線からドコモメールを利用出来るようにすれば通信料を安く抑えることが可能です。
参考:FLEAZ F4sとかSIMフリー端末でドコモのキャリアメールが使いたい?FOMA契約だとちょっと難しいかも。
auはそもそも3Gの規格が異なるため全部×
SIMフリーだとかこの手の話は基本的にauには関係ないものだと思ってください。。
auだけ3G回線に採用している規格が他社と異なるため、何をどう頑張っても利用することはできません。。
ただ3G限定の話ではあるので、もしこれがLTE対応端末の話となると事情は変わってきます。しかしそれでも良くてLTEでのデータ通信が可能になるだけであり、音声通話に3G回線を用いるのが主流の現在ではやはり、au回線をSIMフリー端末で利用するという場面はほぼ存在しないと思った方が良いです。
SoftBank & Y!mobileは3Gの2.1GHzのみ対応
SoftBankやY!mobileの場合は多くのプランが存在するので一概には言えませんが、3Gの2.1GHzは対応しているため使えないことはないはずです。これに関しては検証していませんが、理論上は使えます。。→Y!mobile契約のSIMで通信できました。
ただしドコモとは違いプラチナバンドに非対応なので、エリア的にかなり不利です。
あ、ご存知でない方のために一応書いておくと、Y!mobileという会社の中身はほぼSoftBankだと思ってもらって大丈夫です。
ただ、一部の旧EMOBILEで提供していた回線のみが使える契約ではSoftBankの回線を利用しないものも存在します。しかしこのEMOBILEで提供していた1.7GHz帯に関しては端末が対応していないため全て利用不可となります。
ただでさえ不安なSoftBank回線、しかもプラチナバンド非対応なのでちょっとオススメしにくいです。。まあYMの契約ならわりと月額が安いので無くはないですが…
SoftBank回線で利用する際はAPN設定に要注意
Y!mobileは良いんです。プランは多くとも利用可能なもの自体は限られているので、個人用メモに記してあるAPNを設定すればそれだけで気にせず利用できるんです。
曲者は本家SoftBankです。3週くらい曲がって回ってさもそれが当たり前かのような顔をする危険なキャリアです。
最近の機種で契約したSIMはどれも他社製品で利用することは一応可能みたいです。が、一部のAndroid機種なんかではそのAPN設定が個体ごとに異なるという特殊ぶりで、到底素人ユーザーにはオススメできません。。
また、間違ったAPNを設定をしてインターネットに繋がってしまい、パケット定額の対象にならず高額請求されたという話もちらほら…対応しないAPNでもネットに繋がることは稀にあるみたいですが、その場合パケット定額の対象となる保証が無いのでかなり危険です。
という感じで、SoftBankで利用する際はしっかりと自分の契約内容を把握して対応するAPNを調べてください。その自信が無い人は音声通話限定で使うかそもそもSBを利用しない方が良いと思う(
結論:docomo & SB系ユーザーはそのまま挿し替えてOK
まあ使えるか使えないかで言うと、au以外は基本的にそのまま挿し替えて使えますので、新たに契約し直すのが面倒であれば、とりあえず今の契約のままで使い続けるのは選択肢の一つだと思います。
でもキャリアの契約は月額が高いですからね…せっかく安い端末を買うんだったら、回線の通信費も安く済ませたいじゃない。そんなことない?。。
考える余裕があるならMVNO、いわゆる格安SIMの利用をおすすめします。
まあこれがまた種類は豊富でどれを選ぶかが難しかったりするんですが、逆にメジャーなとこを選んでおけばハズレを引くことは無いと思います。
当ブログでもいくつかのMVNOを時々紹介してますので良ければ参考にしていただければ。とりあえずは今の携帯電話会社のSIMを利用する場合についての注意点でした。。
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著者情報
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